【今日のひとこと】GoogleとBigCommerceが連携しましたねー!

店舗とECの一元化とは?オムニチャネルなストア運営のはじめ方

実店舗ーネットショップ間での会員情報一元化サービスを提供している筆者のところには、「店舗と EC を一元化したいけどどう進めていけばよいのか?」というご相談を多くいただきます。

コロナ禍によってネットショップの売上が拡大する中で、相対的に店舗販売の意義が改めて見直されていることが背景にあるのかもしれません。

この記事では、同じような悩みを抱えていらっしゃる方に向けて、店舗と EC を一元化する際に考えるべきこと、特に Shopify を利用している場合に検討できるシステムを中心に解説していきます。

「店舗とECの一元化」を分解してみる

「店舗と EC を一元化したい」というご要望を分解してみると、大きく2つの「一元管理」に分けられます。

「在庫情報を一元化して売り越しや売り逃しを防ぎたい」という「在庫の一元管理」と、「どの店舗で何を購入してくれたのか。EC が多いのか店舗が多いのか、どれぐらいの頻度で訪れてくれているのか」という「顧客の一元管理」です。

対象内容
在庫情報店舗在庫と EC 在庫を把握し、それぞれの変動が反映されるように統合管理
顧客情報店舗の会員情報と EC の会員情報を統合管理し、どちらでも履歴がたまるように
一元化の対象となる「在庫」と「顧客」

「オムニチャネル化」「OMO」「O2O」といった店舗とECを連携する文脈で語られるキーワードも、突き詰めると上記の2つの一元管理の先にある概念だと考えると理解がしやすいかもしれません。

まずは具体的に、両者の一元管理にはどのような課題あるのか、その課題を解決するにはそれぞれの「何」を一元的に管理するとよいのかを考えていきたいと思います。

「在庫の一元管理」の意義と実現方法

まず、店舗と EC の間での在庫共有についてです。

在庫情報を店舗と EC で共用することで、在庫管理に関する運用コストが下がるだけでなく、商品の販売機会を最大化(機会損失を最小化)したり、販売超過のリスクを減らすことができます。

在庫の一元管理の方法は、商品管理に倉庫を利用しているかどうか、複数店舗があるかどうかなどに応じて変わってきます。

Shopify を利用している場合であれば、以下の方法が選択肢として挙げられます(他にもありますが、代表的なものを挙げさせていただいております)。

  • Shopify のロケーション機能を利用して店舗や倉庫在庫を管理する
  • ロジクラなどの WMS(倉庫管理サービス)を利用する
  • 株式会社飛躍が提供する Shopify – スマレジ在庫一元化サービスを利用する( POS でスマレジを利用している場合のみ利用可能)

自社がどのような在庫・配送管理をしているのかに合わせて、適切な機能やサービスを選定してください。

それぞれの機能やサービスごとに使える POS が制限される場合もありますので、POS 優先で始めてしまい、後から「倉庫と連携できなかった!」とならないように注意しましょう。

店頭在庫を EC サイト上に表示してオンラインから店舗への来店を誘導する O2O(Online To Offline)施策も普及してきています。その手始めとしても、在庫の一元管理は避けては通れないものです。

「顧客の一元管理」の意義と実現方法

続いて、顧客情報の一元管理について考えていきます。

EC の普及が加速度的に進んでいる現在、「店舗と EC それぞれで(共通した)高い購買体験の創出」が重要と言われています。

たとえば、ポイントプログラムのような会員向けのサービスを店舗と EC とで一元的に提供することで、お客さまの満足度を向上させられるでしょう。(逆にそれぞれ別だと言われたらポイントの魅力は半減してしまうと思います)

顧客情報の一元管理は、すなわち会員管理でもあります。Shopify での具体的な会員向け施策例については、以前まとめた記事がありますので併せてご参考ください。

 

上記の記事で紹介しているような会員向け施策を行う前提が、(くりかえしになりますが)顧客情報の一元管理です。

Shopify では、以下の2つが主な選択肢になります。

  • Shopify POS を利用し店舗の顧客を管理する
  • フィードフォースの提供するアプリ「Omni Hub」を利用する(手前味噌ですが!)

前者は Shopify POS を、後者はスマレジを POS として利用している必要がありますので、これら2つ以外の POS を利用している場合には、(この記事を書いている2021年9月現在では)独自の開発が必要になる場合があります。

POS を選ぶ際のポイント

「在庫の一元管理」と「顧客の一元管理」、店舗での活動を EC と連動させる以上、どちらも店舗側の入力システムである POS 選びが重要になります。

POS の選定にあたっては、店舗でのオペレーションのしやすさや利用している会計システムとの繋ぎこみなど、店舗運営や経営管理的な観点でも求めたい要件が変わってくるかと思います。それぞれのメリット・デメリットや優先順位を勘案し、総合的にご判断いただければと思います。

なお、「これから POS を選定する」「どの POS を使えばいいか見当がつかない」という場合は、在庫と会員情報の連携機能や外部アプリが存在する、Shopify POS やスマレジを選択肢に加えてみることをオススメします。

まとめ

「店舗とECの連携・一元化」において考えていくべきポイントを、「在庫の一元管理」と「顧客の一元管理」の2つに分け、どちらにも共通する POS の重要性についてお伝えしました。

「店舗とECの一元化」については、まだまだ事例も少なく、あったとしても規模が大きいものばかりで、店舗の規模やEC化の状態によってはどこから手を付けていくべきかの道筋が見えないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

状況はお店や業種ごとに異なると思います。自社の状況にあわせてどう一元化を進めるかについては、Omni Hub でもご相談を承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください!