Pinterest のショッピングAPIがいよいよ始動。Eコマースとの接続強化に本腰

Pinterest のショッピング向けAPIが登場

2022年4月12日、Pinterest は以前から予告していたオープンアクセス API である Pinterest API(v5) のリリースを発表しました。この中には、登場が期待されていた ショッピング(Shopping)が含まれており、製品グループや在庫等のメタデータをリアルタイムに調整することで、Eコマースのニーズを取り込むことが可能となりそうです。

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ショッピング用のAPI である Pinterest API for Shopping は2022年6月に正式にリリース予定とのことで、現在はベータ版アクセスを募集しているようです。

Pinterest のユーザーのショッピング消費額は、他のプラットフォームよりも1か月あたり約2倍あると言われており、エンゲージメントを狙うブランドが Pinteret API for Shopping によって一層取り組みを強化していくことが予想できます。

  

API が刷新されることでサードパーティとの接続も強化されますし、新たなマーチャントの呼び込みや広告需要も増してくると考えられます。特に Shopify とはチェックアウトの部分で既に連動していますし、公式のコネクトアプリも API の刷新に伴ってできることが徐々に増えていくでしょう。今後の展開が楽しみです。

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Pinterest API for Shopping の概要

ショッピング向け API の概要をまとめると以下のようになります。

  • フィードのアップロードと管理:フィードをアップロードまたは削除できるほか、API を通じてフィードの取り込みの一時停止、ステータスやアラートの取得、スケジュール制御が可能
  • 製品グループの作成と管理:ブランド、カテゴリ、価格、製品タイプなどでフィルターをかけ、各アイテムを製品グループにまとめることが可能
  • メタデータをリアルタイム更新:リアルタイムで価格や在庫状況などのデータの更新が可能。データがすぐに反映されるので、ピンの鮮度を保つことができる
  • 帯域幅の使用量減:変更内容の差分を把握し、カタログ全体ではなく更新が必要なアイテムのみを通信

API のドキュメントはこちらから確認できます。